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四季を愉しむ

皆さんはダウンジャケットを世界で初めて作ったブランドはどこかご存じでしょうか?アメリカの代表的なアウトドアブランドで有名な「エディーバウアー」なのです。1930年代初頭の真冬の日、エディーはシアトル北西部に友人と釣りに出かけます。釣りを終えて帰る途中、彼は凍えるような「みぞれ」に遭います。ずぶぬれになった全身はたちまち氷で覆われてしまいます。その寒さと疲労で眠気が襲ってきて身動きができなくなりました。もうろうとした意識のなか、彼は最後の力を振り絞って先に行った釣り仲間に知らせるため空に向けて銃を撃った後、木にもたれかかって生死の境をさまいます。凍死寸前で仲間に助けられた彼はその過酷な経験から「ダウンジャケット」の開発を決意するのです。 何度も試行錯誤を繰り返しながらキルティングボディーの基礎となった「スカイライナー」を開発するのです。

今年は、特に寒いそうです。ダウンジャケットが重宝しそうな年になりそうです。ただ、日本では四季がはっきりしている為、袖の無いダウンベストを着る時季があまりにも短い為に、ジャケットは持っているが、ダウンベストは持っていない人も多いですね。使いにくい印象があるのでしょうね。でも本来の用途は、寒い季節の車の乗り降りにいちいちダウンジャケットを脱いだり、あるいは着たまま運転する煩わしさを開放するためなど、ダウンジャケットでは腕の部分がかさばるために開発されたのがダウンベストだったのです。

四季の流れが肌でわかる日本で、あえて短い期間、ベストでひたすらファッションを追求してみるのもお洒落なものです。 凍死寸前で開発した機能性を追求したものも先人の知恵や思いを感じて良いものですが、日本の四季を楽しむために、洋服を選ぶのも粋なものだと思いませんか?